※完売しました。
赤、青、黄色と3色の色が施されて、遊び心のあるカップです。地の色は落ちついた土色。ポップなのに、少し懐かしさを感じさせるカップです。
サイズ:口直径約9cm、高さ約7cm、容量約200ml
【高鶴大窯】
自然豊かな久山町(福岡県糟屋郡)に窯をかまえる高鶴大窯。高鶴大さんは1980年、14歳の時に、父親である高鶴元さんがハーバード大学から客員研究員として招かれたのをきっかけにアメリカで生活を始めました。400年の上野焼(あがのやき)の流れを育む家に生まれながらもアメリカの美術大学では焼き物以外の絵画、彫刻そして写真と幅広く美術を学び、その後焼き物とは総合芸術だと気付き陶芸の道へと入っていくのです。彫刻を通した造形、絵や写真の色彩感覚と大さんの作陶には他分野の影響がこくみられます。さらに自然をこよなく愛す大さんにとって焼き物は自然とは切っても切れない存在なのです。日本とアメリカ、大きく異なる環境の違いで生まれてくる作品は大変興味深いものがあります。上野焼の技術と昔の陶工達の陶芸へ対する姿勢を土台にした時代と風土、今という時を感じながら、自分の内から湧き上がってくるものを形にしながら作陶に励んでいる作家です。